[4 濱口秀司さんのアイデアのカケラたち。 - ほぼ日刊イトイ新聞](https://www.1101.com/hamaguchihideshi/2017-11-27.html)
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#### 概要
濱口氏はクライアントと共にチームを組んで仕事を進めるが、単にチームを組むだけでは不十分であり、効果的なコラボレーションのための設計が必要であると述べている。これを検証するために、彼は様々なコラボレーションの形式を試す実験を行った。
#### 実験の詳細
濱口氏の会社が開発した積み木を使って、8人ずつのチームを複数形成し、60分間で優れた作品を作る課題を出した。チームには異なるコラボレーションの方法が割り当てられた。例えば、チーム1と2は60分間自由に議論をし、チーム7と8は40分間個別に考えた後、20分間でアイデアを共有した。
#### 結果
実験の結果、個別に考える時間を設けたチームがより良い成果を出す傾向にあった。特に、二度独自に考える時間を設けたチーム5と6が最も優れた成果を示した。一方で、ひたすらグループで議論を続けたチーム1と2は、最低の評価を受けた。
#### 考察
濱口氏は、個人が独立して深く考えることが、チーム全体の創造力を高めるために重要であると指摘している。また、共有することで固定観念を破ることができ、新しいアイデアが生まれやすくなると述べている。
#### 結論
コラボレーションにおいては、単なる議論だけでなく、個々の静かな思考時間を設けることが重要である。このような時間を適切に組み込むことで、チームはより効果的な結果を出すことができる。