### 予定は柔軟に修正し続けるべきである プランが予定どおり進むことはあり得ない。特に一日の仕事が全て予定どおりに進むことはまずないと言える。タスクシュート方式でスケジュール管理を行うと、時間が経つにつれてタスクの数もプランの時間も増えていくため、予定どおりに進めることはますます難しくなる。 ### 今日のプランは柔軟に微調整することが重要である そのため、今日のプランはつど修正する柔軟な気持ちで取り組むことが重要である。タスクの進捗に応じてプランを微調整し、見積もり時間を短くする、もしくは実行順序を見直すなどの工夫を行うべきである。プランを実行してみて想像以上に手間がかかることもあるが、そこであきらめないようにする。そのために「[[タスクシュートにおいては、1分でも着手したら達成とする|1分着手ルール]]」が役立つ。緊急でないタスクには1分だけ着手し、先送りをゼロにすることを目指す。 ### 予定が狂ったときの対応策 予定が狂ってもその都度調整し、「これならできる」と思えるプランを維持することで、自分を常に「その気」にさせる効果が得られる。プランの調整を検討すべきタイミングは以下の通りである: - 割り込みタスクが発生したとき、または完了したとき - プランと実績が大きく乖離しているとき - あらかじめプランを修正すると決めた任意のタイミング ### 見直しの方法 以下を行い「これならできる」と思えるプランを維持する。 - 見積もり時間を予定より短くする - 実行順序を見直す - 緊急ではないタスクは[[タスクシュートにおいては、1分でも着手したら達成とする|1分だけ着手]]して先送りゼロにする ### 割り込みタスクとプランの見直し 割り込みタスクとは、緊急で取り組む必要がある当初のプランにはなかったタスクを指す。これが発生すれば予定していたタスクへの着手は遅れ、仕事が終わる予定の時刻も遅くなる可能性が高い。そのようなタイミングでプランを見直すべきである。また、割り込みタスクが発生しなくても、予定と終了時刻が大きくズレることはよくある。作業が予想以上に複雑であったり、気分が乗って作業に長時間集中できる場合もある。その場合もプランの見直しが必要である。 ### 定期的なプランの見直し さらに、定期的にプランを見直す時間を確保することもおすすめである。たとえば昼食後や終業直後など、区切りの良いタイミングでプランを修正するルールを設けると良い。 ### プランの修正と1分着手の活用 「プランの修正」と「1分着手」を駆使することで、現実的なプランを維持しやすくなり、予定外のハプニングが起きてもあきらめずに済む。プランが一日中、あなたを「その気」にさせ続ける効果が得られるのだ。