カスタマープロフィールを書き始めると、ペインとゲインが表裏一体であり、同じ内容を両項目に書きたくなってしまうことがある。たとえば「忙しくて勉強する時間が少ない」というペインは、「勉強する時間が確保できる」というゲインと同じ意味であるように思えてくる。こうしたときは「忙しくて勉強する時間が少ない」というペインがなぜ発生するのかという本質を考えてみると、ユーザーにとって勉強よりも優先度が高いタスクが多くあることや、勉強の優先度を無意識に下げてしまっていることが原因として想像できる。ペインが発生している理由を突き詰めて考えると、一見裏返しに思えるものにも別の理由が隠れていることに気づくことができる。「勉強する時間が確保できる」というペインを裏返したゲインは、「忙しくて勉強する時間が少ない」というペインに対する解決策であるという見方もできる。