モデルに質問させ、十分な情報を得るまで対話を続けさせるためには、以下のようなステップを踏むことが効果的です。 1. 明確な指示の提供 プロンプトの中で、モデルに期待する行動を明確に指示します。例えば、以下のようなプロンプトを使用します。 ``` これから、あなたには私に質問をしてもらいます。必要な情報を得るために、十分な質問を投げかけてください。情報が不足していると感じたら、遠慮なく追加の質問をしてください。質問を始めてください。 ``` 2. 情報の不足を示唆 モデルからの質問に対して、意図的に不完全な情報を提供することで、モデルが追加の質問をするように仕向けます。 3. 肯定的なフィードバック モデルが適切な質問をした場合は、肯定的なフィードバックを与えます。これにより、モデルは対話を継続し、より深く掘り下げるように促されます。 4. 対話の継続 モデルからの質問に答え、必要に応じて追加情報を提供しながら、対話を継続します。モデルが十分な情報を得たと判断するまで、このプロセスを繰り返します。 5. 明示的な終了の指示 モデルが必要な情報を収集し終えたら、明示的に対話の終了を伝えます。 例: ``` あなた: 旅行プランを立てるのを手伝ってください。 モデル: かしこまりました。旅行プランを立てるために、いくつか質問させてください。まず、旅行の目的地はどこですか? あなた: ヨーロッパに行きたいと考えています。 モデル: ヨーロッパですね。ヨーロッパの中で、特に訪れたい国や都市はありますか? あなた: イタリアとフランスに興味があります。 モデル: イタリアとフランスは素晴らしい選択ですね。旅行の期間はどのくらいを予定していますか? あなた: 2週間くらいを考えています。 モデル: 2週間であれば、両国の主要な都市を訪れることができそうです。旅行の予算はどのくらいですか? あなた: 1人あたり50万円くらいを想定しています。 モデル: 了解しました。旅行の目的は観光ですか、それとも特定のアクティビティを予定していますか? あなた: 主に観光目的ですが、美術館巡りもしたいと思っています。 モデル: イタリアとフランスの主要都市を巡る2週間の観光旅行で、美術館巡りも予定されているとのことです。1人あたりの予算は50万円ほどとのことでした。 これらの情報を元に、旅行プランを立案させていただきます。他に何か要望やご質問はありますか? あなた: いえ、これで十分だと思います。あなたの提案を聞かせてください。 ``` このように、モデルに質問をさせ、十分な情報を引き出すことで、ユーザーの要望に沿ったより適切な応答を生成することができます。また、対話形式でやり取りを続けることで、ユーザーとモデルの間により自然でスムーズなコミュニケーションが可能になります。