[魔術として理解するお絵描きAI講座|深津 貴之 (fladdict)](https://note.com/fladdict/n/n0f0be20e3e23) #### 概要 DALL-E2、MidJourney、Stable Diffusion、Disco Diffusion、crayon、dall-e miniなどの主要な画像生成サービスに共通する操作法や、画像生成における呪文(プロンプト)の使い方について解説している。 #### AI画像生成の基礎 画像生成AIでは、プロンプトが画像生成の方向性を示すベクトルとして機能する。プロンプトの明確性が画像の精度に直結し、「りんご」や「Apple」のようなあいまいなプロンプトでは、意図しない結果が得られることがある。これを制御するためには、プロンプトを詳細に設計することが重要である。 #### 力ある言葉の探求 強力なプロンプトを作るには、明確な方向性を持つ単語(ルーン)を使用する。例えば、「Unreal Engine」や「Canon EOS 5D Mark 4」など、特定の技術や製品名を含めることで画質の向上を図ることができる。 #### 力ある構文の構築 画像生成においては、プロンプト内の単語の順番も重要である。詳細な描写から一般的な情報へと順を追って記述することで、より具体的なイメージを生成させることが可能になる。 #### 古き偉大なるものの召喚 画像生成においては、古典的な画家や芸術運動を参照することで、特定のスタイルや品質の画像を得ることができる。しかし、現代のアーティストや著作権の問題を避けるために、過去の画家や一般的な時代・スタイルの言及が推奨される。 #### 禁忌としての実在人物 AIを使った画像生成においては、実在する人物の名前を使うことは避けるべきである。これは、不適切な画像の生成や法的な問題を引き起こす可能性があるためである。 #### 技術の根源への理解 AI画像生成の背後にある技術、特にClip Guided技術の理解を深めることで、より効果的にAIを操ることができる。画像とプロンプトの相互作用を理解し、意図した画像を生成させるための戦略を練ることが重要である。 #### 結論 AI画像生成技術は、適切なプロンプトの使用と技術的な理解を深めることにより、望む結果を得るための「魔術」として扱うことができる。プロンプトの設計、強力な言葉の選択、技術の基本原理への洞察が、この新たな芸術形式を駆使する鍵となる。