📖人を選ぶ技術 P86

コンピテンシーとは

コンピテンシーとは、人事業界で使われる概念および手法であり、「好業績者の行動特性」と訳される。1970年代にハーバード大学の心理学科のマクレランド教授が、アメリカの外交官の業績の差を研究したことがきっかけで生まれたものである。この研究では、学歴や資格、スキルなどの「地上階部分」が同等の外交官において、業績の差がなぜ生じるのかを探求した。結果として、人間は似たようなシチュエーションで同じ行動を繰り返しがちであるという結論に達した。

コンピテンシーの重要性

ビジネスの現場で人を見極める際には、相手のコンピテンシーがわかると、将来の行動を予測することができる。これは、その人がどんなシチュエーションでどのようなアクションを取りがちかという行動のパターンを理解することで可能になる。ビジネスの現場では、主に5~7個のコンピテンシーが重要視される。

コンピテンシーモデル

マネージャー以上によく使われる3つ
  • 成果志向
    • 低レベルの人は「難しいとやめてしまう」
    • 中レベルの人は「絶対にやり切る」
    • 高レベルな人は「期待を超えるのは当たり前」
  • 戦略志向
    • 高レベルになるほど対象範囲が広がる
  • 変革志向
    • 高レベルになるほど、物事を変えてくレベル感が変わってくる。
その他
  • 顧客志向
  • 市場理解
  • 多様性対応
  • 協働
  • 人材育成
  • チーム運営

これらの要素を把握することにより、相手の行動を予測し、適切な対応を行うことが可能になる。