今日、自分が出した資料を読み返した。論点も構成もちゃんとしていて、よくできている。でも誰が書いたのかわからない。自分かもしれないし、隣の人かもしれない。
AIに「とりあえず叩き台お願い」と言って、出てきたものを少し直して出す。たぶん今日はずっとこれだった。
で、それの何がまずいかというと、自分の頭を使っていない。
正確に言うと、使ってはいる。AIが出してきたものを見て「まあいいんじゃない」と判断している。でもその判断は、白紙から自分で考えた上での「いい」ではなくて、出されたものを見て「別に悪くはない」と思っているだけで、完全に受け身だ。
これ、仕事をしていると言えるのかな。
AIが出すものは見出しも段落もそこそこ整っていて、だいたい70点ぐらいある。30点なら直す気になるけど、70点だと「まあいいか」で通してしまう。それを毎日やっているうちに、自分で80点や90点を出す力が確実に落ちている。
筋トレをサボると筋肉が落ちるのと同じで、考えることをサボると考える力が落ちる。久しぶりに白紙から企画書を書こうとして、箇条書きすら出てこなかったときは正直びびった。
もう一つまずいのは、AIが出したものがアンカーになること。最初に見た構成が「普通」に見えてしまって、別の切り口を考えられなくなる。自分で考えていたら全然違う方向に行ったかもしれないのに、AIの70点に引っ張られて、その周辺をうろうろして終わる。
しかも自分の考えがないから「これは良い」「これは違う」の基準がなくて、出てきたものを見ても「まあまあ良さそう」としか言えない。品質管理をしていないのに出荷している、みたいな状態だ。
やることは一つだった。順番を変える。
AIに聞く前に、まず自分で考える。箇条書きでもいい。5分でいい。 これを徹底するようにしよう。そうしよう。